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Vtuber紹介記事を書くことの弊害とそれを改善する方法

現在のバーチャルYoutuber(Vtuber)の紹介の仕方では、紹介した人に対しデメリットを押し付けてしまう。これは年の瀬にふと頭に浮かんだことです。

紹介記事のメリット

紹介記事を執筆し、それを何かのきっかけで読んでもらうことは認知度を上げるために有効な手段と思います。知らない人向けに、特徴や配信スタイルなどリスナーに刺さりそうな内容を厳選し、一つずつ丁寧に説明する記事はとても魅力の詰まった物です。

紹介記事のデメリット

しかし同時にデメリットも存在しています。
それは、紹介記事を書くこと自体がVtuberのある時点を切り取った情報のまとめに過ぎないことです。Vtuberは常に物凄いスピードで変化する生物であり、一度決めたスタイルから変化しないなんてことは稀のように思います。特徴といっても、執筆時に外から見えているものであって別の日になればまた新しい面が見えてきますし、配信スタイルなんてのはその時は動画投稿がメインだったとしても時間が経過するにつれ生配信メインに移る可能性だってあります。むしろVtuberという概念は通用しない別のプラットフォームで活動するストリーマーになっているかもしれません。
つまり時間経過と共に現在の姿と乖離した記事の内容になる可能性が高いということです。
これがどんな問題に繋がるかというと、ある時点を切り取った古い情報を基に「チャンネルや動画を観に行くか、観に行かないか」を判断されてしまうことです。冒頭でも言いましたが、Vtuberの変化スピードは早いです。前はクオリティが低くても、どんどん改善していく生き物です。それを古い紹介記事一つで出会いのチャンスを台無しにするかもしれません。リスナーにとっても、Vtuberにとっても利益はありません。

だからといって「紹介記事を書くことは悪である」、とは言いません。一つ工夫をすることで、時間経過をしても劣化の少ない記事を書くことはできると思いますし、そもそも記事を書かないより書いたほうがずっと良い。ゼロよりイチのほうが内容はどうであれプラスになることは多いはずです。

私は5ヶ月にわたり記事を書いてきましたが、こうして見返してみると時間経過による劣化の多い記事がとても多く、その記事を読んでもらったとしても上述の判断をされると思うと申し訳無さでいっぱいになります。

では、どうするか

しかしその中でも、劣化のほとんど無い記事はありました。それは生配信にべったりと張り付き、逐一情報を拾い上げ文章化している記事です。Mirrativの配信アーカイブを再生しながらリアルタイムで書いた記事であったり、Youtubeアーカイブを何本も観て何分何秒には何が起きたか、どういった面白いことがあったのか、のような内容を書いた物です。
紹介記事と違う点としては、同じようにある時点の記録であってもVtuberの根の部分にまで触れておらず、あくまで配信中に起きた事象を解析し文章化していることです。そのような書き方をすることで、たとえ古い記事であっても「面白いことをしているVtuberが居る。観に行ってみよう」といった印象を読者に持ってもらえる可能性が高いと考えています。

それを踏まえて、今後の紹介記事を書く際に留意したいのがこれです。
・どういうコンテンツを残してきたか
・そのコンテンツの見どころはどこか

絶対に変わらない面白い部分を強調し、その魅力を基に紹介したいVtuberの未来(最新の姿)を読者に想像してもらうのです。それによって「チャンネル登録をするかしないか、新しい動画を観るか観ないか」を判断してもらう形へ変えていくのです。

このように、記事を投稿した瞬間から古いメディアとして蓄積されるブログでは、時間が経っても変わらない面白さや魅力を表に出していかなければ誰も得をしない自己満足なだけの物になってしまいがちです。今後も自分自身の活動方針を都度改めて、少しでも良い方向へ持っていければと思っています。